第3回ISDPレポート:イナテックソーシャルデザイン/中間発表
第3回ISDP
流れです。
A
・チームプレゼン
・質疑
・ブラッシュアップワーク
B
・チームプレゼン
・質疑
・ブラッシュアップワーク
C
・チームプレゼン
・質疑
・ブラッシュアップワーク
・本日の感想
・社長挨拶
・まとめ
本日は中間プレゼンです。
戦隊としては、手がかりがあるところから進めていくアジャイル型の進行ではありますが、
一度決めたコンセプトからアイデアに数み、そこからうまくいかなくなって、もう一度コンセプトに戻る。
がっちりと進める段階になって、こうした手戻りが発生すると、チームのモチベーションが下がってしまうので、
コンセプト設計からアイデアに進む前に、より多くの方から意見をもらう必要があります。
他のチームの参加者、デザイナーからも意見をいただくことで、
次のステップへの糧にしていただきたいと思っています。
●Aチーム
以下の2点の発表がありました。
◯コンセプト1
“潔癖妊婦ー衛生的に使える、かつ妊婦さんも飲みやすい飲み口の開発”
多くの人が受けていれいる市販のペットボトルや缶などの飲料の入れ物が、
飲みにくい、使いにくいという少数意見があった中で、
他にもそういう方がいないかをリサーチしたところ、
妊婦の方の生活が一つのブレイクスルーとなったようです。
寝ている状態で飲料を飲む。パウチのものを使ったり、ストローを使ったりするが、
何回も開け閉めすることで不衛生なのではないか、お腹のこどもを思うあまり、過剰に潔癖になってしまう方達もいらっしゃる事実が、今回コンセプトとして取り上げたとのこと。
◯コンセプト2
“高齢者向け・ご近所限定エリアでのタッチ決済ツール”
若・中年世代には、なくてはならないものの一つとして、
タッチ決済があげられます。しかし、高齢者の利用はまだまだ限定的で、
データが少し古いですが、キャッシュレス推進協議会
『キャッシュレス・ロードマップ2021』の
世界主要国におけるキャッシュレス決済状況(2018)から読み解くと、
韓国が94%、中国が77%なのに対して、日本は24%となっています。
このことから、可能性は感じつつも、日本はまだまだ出遅れている状況といえます。
その状況をどうしたら解決できるか、そんなことをテーマに取り上げたいとのこと。
●Bチーム
◯コンセプト
それ、食べたい。
“歯列矯正者の食事の課題を解決する”
近年、歯列矯正を行う方達が増えてきました。
若年層になればなるほど、顔が小さく顎が細い傾向があるようで、
矯正を行う方達が増えているとのこと。
矯正器具をつけていると、普通の食事が問題になることもあるのだとか。
器具に食材が挟まったり、食べにくかったりと、困りごとになっているのだそうです。
そこで、そんなマイノリティに対して、できることがないか、
トライしていきたいとのことでした。
まさに時代が変わることによって顕在化した課題。
新しいマイノリティ。
●Cチーム
◯コンセプト
おじさん世代において、
男らしく始められる「自分磨き」
男性の化粧が、市民権を得つつあるが、
女性の化粧のように、まだまだ一般化しているものではない。
リサーチから導きだされた、男性の化粧に対しての世代間格差。
ここに着目してプロジェクトをすすめたいとのこと。
若年世代と年配世代では、男性化粧に対する認識の違い、
取り組みの違いがあることから、いわいる“おじさん”世代をターゲットにしつつ、
男磨きを提案するとのこと。
各チームの中間発表のあと、ブラッシュアップワークの時間を設け、
各チームからのブラッシュアップアイデアや質問などが飛び交い、
全員でそれぞれのチームに対して意見出しをしました。
いただいた意見や疑問を参考に、それぞれは、次のステップに進みます。
次回は具体的に、アイデアを出し合っていきます。
どのチームの取り組みもとても興味深く、
今後の進展が楽しみです!